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気仙沼復興のシンボル「かもめ食堂」
僕の地元葛西の老舗ラーメン店「ちばき屋」オーナーの千葉憲二氏が復活させた気仙沼の食堂です。
東日本大震災の後、気仙沼出身の千葉氏は炊き出しをしている中で「復興のシンボル」の必要性を感じ、震災前に閉店していたものの、自身のラーメンのルーツである「かもめ食堂」を復活させたそうです。
日本ラーメン協会の会長も勤めた千葉氏は地元の人材を育て、現在は地元の従業員で店を回しています。
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近くに来たのでついでに寄ってみました。
某オークションで、タケオカ自動車工芸の「ルーキー」を落札したので、岩手の一関まで引き取りに来たついでに、かねてから気になっていた「かもめ食堂」に行ってみようと思いました。
しかし、一関からは結構ありました。
近いのかなと思ってナメてましたけど、結構距離がありました。車で1時間くらいかかりました。
震災時の中継でよく見た風景が。
当日は、実は「令和元年東日本台風」の翌日で、行きの東北道は平気でしたが、気仙沼に寄った帰りは、三陸道は通行止めで、一般道も水没した町を抜けて行くような状況に。磐越~常磐道も周囲の町は水没しているような有り様でした。
一般道で東北を抜けたので、東日本大震災の復興具合も見てこれましたが、まだまだといった感じでした。海岸沿いのコンクリート堅め具合がすごかったです。
風待ち地区に佇む食堂
開店10分前に着いてしまったので、駐車場に待機します。台風の翌日の休日なので港も町も人が疎らです。
千葉憲二氏プロデュースということで、やはりラーメンがメインです。が、他にもご飯ものがいくつかあって、一応食堂という体はなしています。
おそらく「潮味」がこの店舗のメインな気がしますが、「ちばき屋」と比較してみたかったので遇えての「かもめラーメン味玉のせ醤油味」で。
オープンな厨房
清潔さというか、整頓された感じがちょっとちばき屋っぽいかもしれない。千葉氏の教えでしょうか。
僕が一番客なので、5分ほどですぐに着丼。その5分後くらいに2人目のお客さんが入って来ました。大型台風の翌日なので客足は渋めかも。
見た目は完全に「ちばき屋」です。
スープは、ベースはちばき屋(魚介+鶏ガラ)ですが、何か魚介が強い気がします。
後で調べたら、「サンマの香油」が入っているようです。そのぶんちばき屋より魚介が強いのですね。
味玉は、半熟具合が強い気がしますが、これは個体差かもしれません。
全体にちばき屋より少しだけ塩っ気が強いかも。ここら辺は地域性に合わせているのかも。東北なので。でも別にしょっぱいわけではないです。
麺はちばき屋同様の「細ちぢれ麺」です。
総じて、ザ・東京ラーメンのちばき屋のラーメンを気仙沼エンチャントしました的なラーメンですね。これはこれで美味しいです。
因みにちばき屋は仙台にも支店を出しています。こちらはおそらく普通にちばき屋なのでしょう。
ラーメンレジェンドのひとりである千葉氏のレジェンド感のあるイラストが飾ってありました。
場所的にもう来ることは無きに等しいですが、近くに来たら今度は「ワンタン潮味」を食べてみたいですねー。
スープ ★★★★
麺 ★★★
立地 ★
レジェンド感 ★★★★★
埋もれずに生き残れるか?「自家製麺 啜乱会」
今日は、「支那麺はしご新小岩店」に行こうかと思ったんですけど、その近くにある「啜乱会」というラーメン屋が気になったのでこちらに変更。
自家製麺みたいです。
あの方のプロデュース
後で調べたら、横浜上大岡の「G麺7」の後藤店主のプロデュース店のようです。「啜」という字が、如何にもって感じです。
後藤将友氏は「麺場浜虎」の創業メンバーで、その後独立し、上大岡に「G麺7」を開店。続いて同じく上大岡に「啜磨専科」、弘明寺に「ロ麺ズ」、平塚に「G麺7-01」をオープンさせています。
おそらく僕と同世代の方だと思いますが、「麺場浜虎」以前は、最初に就職した寿司屋が倒産し、大手ラーメンチェーンを経てイタリアンを経験後独立し、パスタ系喫茶店を開業するも倒産してしまったようです。その後、ラーメンチェーン時代の同僚からの誘いで「麺場浜虎」の立ち上げから参加し、でも過去の倒産の経験から独立は考えていなかったそうです。
そんな後藤氏の独立を後押ししたのが奥様ということです。なかなか出来ませんよ。うちの嫁さんだったら絶対言いません。女性って基本リスクや冒険は好まないですから。でも、どんな業界であれ、リーダーにならないと儲かりませんからね。
なので「G麺7」の「7」は奥様の「奈々絵」から取ったそうです。ちなみに「啜磨専科」は、後藤氏のお父様の行きつけの床屋「切磨専科」から来ているそう。面白いですね。ここら辺のセンスは僕ら世代は大好物です。
入り口には大きな提灯が。
提灯や看板には目立つロゴマークが付いています。提灯に「翔和」と書いてありますが、こちらは後藤氏の運営する「株式会社翔和麺業」の屋号の略です。株式会社翔和麺業プロデュースで、運営は「株式会社スキーム」が行っています。師田和志氏が代表者なので、この方が店主ということでしょうか。株式会社スキームは、最近ジビエの会社と提携して鹿肉のダシを使ったラーメンを作ったようです。
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店内に入ると右手に券売機。
メニューの名前が解りにくいですが、初めてなので「ザ・醤油らーめん」にします。
なんと大盛が+50円です!
「大盛の美学」を実践する僕に優しい価格設定。ならば「煮玉子」をトッピングしちゃおう。
入り口の窓際に小麦粉の袋が。外からも見えるようになっていて、あからさまに自家製麺アピールをしています。後藤氏の店の定番みたいですね。
選べる飲み物
水はセルフサービスですが、「水」、「烏龍茶」、「ジャスミン茶」から選べます。普段自宅で「さんぴん茶」を飲んでいる僕は迷わず「ジャスミン茶」をチョイス。コップがステンのタンブラーですね。
卓上調味料がいっぱいあります。メンテナンスが大変そう。
なんかゴチャゴチャ書いてあります。
なんか酢を入れろと。だが断る。
店内は全体的に黒か木目調となっています。啜磨専科とかで麺の色を際立たせるために店内を黒くしているとか何かに書いてあったような。全体的に「~プロデュース」的なコンセプトは感じます。独創的では無いですね。
空いていたので、およそ7,8分で着丼。自家製麺のところは、茹で時間が若干長い気がしますね。
中々に美味しそう。カイワレとか海苔のトッピングは、まぁ有りがちですが、キャベツは変わってますね。
スープ
動物系オンリーです。豚と鶏のバランススープです。美味しいですけど、ちょっと丸すぎる感じもします。エッジと言うか、雑味みたいなのがあるともっと美味しいかも。
麺
中麺ですね。
自慢の自家製麺。ツルツルモチモチタイプですね。自家製麺独特の重量感のある麺です。特別麦の香りが強いわけではないです。こちらも何となくエッジが足りない感じ。スープとの一体感も微妙です。
チャーシュー
今やスタンダードになりつつある「低温調理」のチャーシューです。肉質は最早テンプレ状態でどこも一緒ですね。味付けは、あっさりしています。
煮玉子
とろーり、半熟よりもレア。
美味しいです。これも後藤氏プロデュースなんでしょうか?何やらこだわりを感じます。
パーツその物はみんなクオリティ高いんでしょうけど、合わさったときに別の何かになっているわけでは無いという印象を受けました。
最近では自家製麺もそれほど珍しくもなく、製麺屋の麺も非常にクオリティの高いものになっているので、自家製麺はアドバンテージとはならなくなっています。
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そんな中、重要となってくるのは1つの丼の中でそれぞれの素材が一緒になった時に生まれる味がラーメンの評価となるのではないかと思います。たとえ安い素材の寄せ集めでも、合わさったときに別の何かに化けて美味しくなれば、それは美味しいラーメンなのです。
そういった面で考えると、こちらのラーメンは、まだもうちょっと工夫が必要なのかなと思いました。
後日再訪
またもや「はしご」に行く途中で気が変わって「啜乱会」に来店。
何やら一周年みたいですね。末長く頑張ってください。
この間は醤油ラーメンでしたが、今回は期間限定の「味噌ラーメン」があったので、そちらにしてみました。
今回は前回美味しかった煮玉子のみトッピング。チャーシュー3枚は重いし、海苔は別に普通だから。
例によって「カイワレ」と「キャベツ」が乗っています。
スープ
醤油と同じ動物系です。それに味噌ダレ。味噌は多分合わせ味噌ですね。豚鶏のまろいスープに味噌はイマイチかも。更にマロマロします。
麺
醤油と同じ中麺です。
うーん…。麺がやはり浮いている感じですね。味噌スープのマロさと合いませんね。自家製麺の場合、あからさまに太麺とかの方が解りやすいんですかね?それか、見たこと無いですけど極細麺とか。
今後に期待
2回食べた感じだと「一燈」の牙城である新小岩ではちょっと埋もれてしまいそうな感じですかね。
G麺7がどれ程なのか、食べたことがないので判りませんが、「啜乱会」はまだ1周年ということですので今後の伸びに期待しています。
Youはどうして大杉に?「めん屋そら 江戸川中央店」
この間、行こうと思ったら暖簾を下げられてしまって食べ損なった「めん屋そら 江戸川中央店」にリベンジしました。
江戸川中央店と言っても住所の上で中央なだけで、実際は大杉地区にあります。この店舗より中央よりにある小学校は大杉小学校だし。
江戸川区は縦に長い区で、鉄道は5路線も走っているのに全て横のラインなんです。ちなみにこの5路線。
- 京成本線
- JR総武線
- 都営新宿線
- 東京メトロ東西線
- JR京葉線
その中で、総武線と都営新宿線の間が特に広くて、よく無駅地帯とか陸の孤島なんて言われたりしています。その代わりバス路線で補っていて、都営バスと京成バスが網羅しています。
肝心の江戸川区役所なんかも中央にありますが、最寄り駅は葛飾区の新小岩駅です。そもそも江戸川区中央という住所なのに、江戸川区の北西の隅っこです。
そんな大杉地区に店をかまえるということはアレです。
僕の大好きな辺鄙系です。
「めん屋そら」は、元々神田にあったのですが、神田の方は閉店して、当時分家だった東日本橋を本店としてやっているようです。江戸川中央店は、本店店主のお兄さん夫婦がやっています。
自宅の近所なのでしょうか?戦略的にこちらに出店したとは思えませんけど。「まえ田」が区役所付近だったり、「亜熱帯」が柴又街道沿いだった事の方がマシに感じます。
例によって仕事帰りにチャリで来ました。
ここは以前もラーメン屋だったようですので、居抜きで購入or賃貸したのでしょうね。隣は場末のスナックみたいな店舗です。
入り口を入ると右に券売機があります。
芝大門にある「麺屋そら(無関係?)」は一度行ったことあるのですが、こちらの「めん屋そら」は初めてなので、デフォルトで680円の「醤油ラーメン(+100円大盛)」にしました。
おそらく全部のせ仕様かと思われる950円の「そらスペ」と迷いましたが、デフォルトの「醤油ラーメン」に一通りの具材が乗っているので、950円という価格設定はコスパ悪しと判断しました。
店内はカウンター席のみだと思います。奥に隠し部屋があるかもしれませんけど…いや無いだろうな。
シンプルなカウンターです。今日は残業帰りなので21時くらいですが、客は僕ともう一人くらい。目の前が職業訓練校だし、環七通りから区役所まで続く道路沿いではあるので、昼がメインなのでしょうか。
およそ5分くらいで着丼です。
ああ。僕の好き系ですね。醤油清湯スープに中細縮れ麺。スープの表面に油の層を作る「支那そばや」っぽい仕様です。水菜が乗っています。
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先ずはスープ
鶏ガラ豚骨の動物系と貝類、昆布ですかね。よくまとまっていて美味しいです。が、センセーショナルというわけではない。いわゆる旨味の3大要素「グルタミン酸」「イノシン酸」「グアニル酸」をバランスよく配合って感じです。
麺
ツルツルシコシコしていて割と多加水ですね。上野の林家製麺みたいです。店名も製麺屋もなんか名前の被っているのばっかりですねw
チャーシュー
巻きロースチャーシューです。肉々しくてジューシーで美味しいですが最近では普通です。
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煮玉子
デフォルトで半個分入っています。半熟で、醤油ダレに漬け込んだタイプです。美味しいですが普通です。
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メンマ、水菜
なんというか普通です。メンマは味もしっかり付いていますし、水菜が乗ることで清涼感がアップです。
美味しいんですけど、普通の域は越えない感じです。突出したクセみたいなのが無いんですね。「澤」みたいな感じ。そういえば「澤」も馬喰町とか日本橋系ですね。
日本橋界隈のラーメンがこういう感じなのか。タマタマか?ラーメンと地域性の関係とか調べると面白そうですね。
- スープ ☆☆☆☆
- 麺 ☆☆☆
- 具材 ☆☆☆☆
- 立地 ☆
さて、後日また残業だったので「めん屋そら」2度目の来店。
前回はデフォルト醤油ラーメンだったので、今回は「しおそらスペ(大盛)」を注文。ちがいを調査してみます。
スペシャルだけあって、丼の表面は具材で覆われています。但し、デフォルトラーメンの具材が増量しただけですけど。
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スープ
透き通った塩ダレスープ。ベースのダシは醤油の物と同じでしょう。…が、醤油ダレに入っているであろうダシが足りないような、醤油の香りが無い分なんか足りないような感じ。あと、塩が多いのか塩辛いです。若しくは使っている塩が当たりの強いタイプなのか。もっとまろやかになると良いかも。
ちなみに僕は塩ラーメンが好きではないので厳しめかもしれませんが。
麺
醤油と同じです。林家製麺。チャラ~ン。
具材
スペシャルなので、煮玉子が1個分に。チャーシューが3枚になっています。塩ラーメンだからか「コーン」が入っています。僕は塩ラーメンにコーンが合うとは思いませんけど。味噌ならまあ許容出来る。
塩ラーメンは、イマイチでした。これくらいの出来なら出さなければ良いのに。僕の中で塩ラーメンは以前木場の「美学屋(閉店)」で食べたものが基準になっているので、その域まで到達していなければ要りません。
- スープ ☆☆
- 麺☆☆☆
- 具材 ☆☆
- 立地 ☆
総じて「めん屋そら」は醤油ラーメンを食すべしと言ったところでしょうか。他にも「つけ麺」とか「台湾ラーメン」とかありますけど、麺にそれほど力の無いつけ麺はどうなのかな?と思いますし、台湾ラーメンは何となく味が想像出来ますけど。
でも次の残業帰りは「台湾ラーメン」か「つけ麺」も試してみたいと思います。
イケ麺オーナーの自信作「麺や多久味」えびそば、帆立こめし
今日は祝日です。また昼に一人留守番なのでチャリで「辺鄙ラーメンシリーズ」探しに行ってみようと「めん屋そら 江戸川中央店」に行ってみたのですが、着いた瞬間に暖簾が下ろされてしまいました…orz
仕方がないので、以前より気になっていた「麺や多久味」に行ってみました。
船堀の新大橋通り沿い。「まねきの湯」の斜向かいです。以前(20年位前)よく行っていた「CPラーメン」の跡地です。
最近、閑散とした店ばっかりだったので、久々にモザイク発動。結構人気店なんですね。ただ、店名がありきたりなんで無理矢理被らないような文字使いっぽいのが、なんか心配です。
5分ほど待って店内へ。
店内の待ち合い席でメニューを渡されます。食券ではなくレジ会計スタイルです。
メニューを決めかねたので、ホールのイケメン店員さんにオススメを聞いてみました。どれもオススメ的な曖昧な感じだったので一番目に書いてあった一番値段の高い「えびそば」と、珍しい「帆立ごはん」にしてみましたが、麺の大盛無料だそうなので「帆立こめし」に変更。
後で調べたら、このイケメン店員さんはオーナーさんでした(;´д`)そして、塩つけ麺が人気みたいです。オーナーは主に接客をしていて、厨房は若い子がやっていました。
10分ほどで着席。
なんかサインがいっぱい飾ってあります。あの石神氏のサインやら彦麿呂とか、さぶちゃんまでw
さて、この「麺や多久味」のオーナーさんは長野出身で、東京で居酒屋やラーメン屋で働いた後、最終的に「大慶」で修業して、自分の店を出すにあたり内装業(インテックス)でも働きながらノウハウを身につけて27歳で自身のラーメン店をオープンさせるというサクセスストーリーを実現した方です。
ご本人は大変努力したのだと思いますが、かなり最短ルートに近いルートを通ってきたのではないかと思います。その間の人との出会いや付き合い方、人柄が良かったのでしょう。
とか思っている間に「帆立こめし」が着丼。
いやしかし、麺が来るまでおあずけやで。あ、すぐきた。
さあ、並ぶが良い。
どんっ。
ではまず「帆立こめし」から。
思ったより水分少な目。なんかちょっとパサパサしてますけど、旨味はたっぷり。美味しいです。これでもう少しウェットなタレと和えてあったら中毒になるのに。惜しいです。
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ではメインの「えびそば」です。
スープはガツンと強烈な海老フレーバー。…は良いのですが、味が濃いです。海老のダシが強烈なので、ここまで味を濃くしなくても良いのに。それと海老の殻を濾して使っているようですが、粉っぽいです。もっと丁寧に裏ごしして粉っぽさを感じなくすれば口当たりが良いと思います。惜しいです。
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麺は「中華そば 亜熱帯」と同じ「大成食品」製です。オーナーが中野で修行中に出会い、開店時から関わってきたみたいです。ラーメンの種類によって使い分けているみたいで、この「えびそば」は中細ストレート麺ですね。「大成食品の麺」らしくモチモチでつるつるの食感。
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…これは僕の個人的な好みなんですけど、「大成食品」の麺、あんまり好みではないです。なんか麺自体の味が弱いというか。「博士ラーメン」なんかの自家製麺とか「こうかいぼう」なんかの「丸富製麺」は美味しいなーって思うんですけどね。
チャーシューはロースタイプ。柔らかいです。味は普通。後はキャベツと海老の揚げ玉みたいやつ。
なんですかね。バランスでしょうか?すごく惜しいんですけどね。足し算しかしていないような、そんな印象を受けました。美味しいか美味しくないかと言ったら美味しいんですけど。
さてさて。帆立こめしを半分と、麺を全て食べたので2ndステージです。
本当はこれがやりたかった。海で別れた帆立マンと海老ちゃんが、船堀の地でドッキングです。
旨いけど、やっぱり味が濃いwでも美味い。魚貝のトルネードや~。
今日食べたメニューだけでは判断できないかも知れませんが、なんとなく雑な印象を受けました。一つ一つのメニューをもっと洗練すれば良くなりそうな感じはしますけど。あとは、流行りものに乗っかってる感もあります。
若さゆえの過ちかなぁ?と思ったけど、オーナーさんの年齢は僕と大して変わらなそうだし。んー頑張って。
スープ ☆☆☆
麺 ☆☆
接客 ☆☆☆
イケメン ☆☆☆☆
嗚呼…私の小岩「中華そば 亜熱帯」煮干しそば 黒
女房と子供らが出かけて帰ってこない日曜日の夜。一人留守番の僕はお腹が減ったので盗んでないチャリで走り出しました。
先日閉店した「まえ田」や船堀の「大島」もそうなんですが、辺鄙な場所で勝負するラーメン店が多いですよね。「支那そばや」なんかもそうでしたけど。究極の辺鄙ラーメン「八平」とかはもはや秘境ですけどねw今気付きましたけど、僕は辺鄙ラーメン好きですね。
今回は、東小岩の柴又街道沿いに店をかまえる「中華そば 亜熱帯」に行ってみました。
JR小岩駅から約2km。徒歩にして20~30分。瑞江行きの京成バスに乗っても10~15分くらいです。駐車場もありません。近くにコインパーキングくらいはありますけど。とにかく辺鄙です。
日曜日の19:30頃で、お客さんは一人。一瞬やっちまった感が過りますが、食べてみないことには…。
券売機方式です。
なんかメニューの名前が解りにくい…。よくわからないけど「煮干しそば 黒」を注文。細麺と太麺があるそうなので、細麺と替玉をチョイス。後で解ったことですけど、替玉は細麺限定らしいが、最初は太麺でも良いみたいです。最初は太麺を試しても良かった。
黒は「醤油ダレ」、白は「塩ダレ」みたいですね。カウンターのみ8席くらい。厨房の入り口付近に着席しました。
卓上は塩、胡椒、酢、水、楊枝、箸、営業日wメニューの説明はよwww
さて、こちらの「中華そば 亜熱帯」の店主の近さんは、以前は烏山でBarをやっていたようです。ラーメン店開業を志し、全国のラーメン店に麺を卸す製麺業で有名な「大成食品」の主催する「鳥居式らーめん塾」に参加した21期生です。
「鳥居式らーめん塾」では、1ヵ月半位の期間で、ラーメン作りは勿論、開業の仕方や経営のコツ等、繁盛店を作り上げるノウハウを学べるセミナーです。
鳥居式らーめん塾の後、兵庫の「神戸ちぇりー亭 南小岩店(閉店)」での修業を経て、「中華そば 亜熱帯」を開店したようです。…とはいっても「神戸ちぇりー亭」って「二郎インスパイア系」ですけどwともあれ、その関係で小岩に出店したんですかね。
※ちぇりー亭とは無関係のようです。店主様より直接のご指摘あり。ありがたいやらお恥ずかしいやら。
「横浜家系ラーメン大岩屋」の跡地です。
そんなこんなで、客が僕しか居なくなったので5分ほどで着丼。
む。これは期待できそうなビジュアルです。まずスープ。鶏、豚の動物系と何らかの貝も使っていそう。煮干と冠しているだけあって、かなり強めの魚ダシ。でも、昨今よく見かける魚粉系のそれとは違い、粉っぽさは一切なし。丁寧な清湯スープですね。美味しいです。
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麺はおそらく大成食品製でしょう、歯応えのある細麺。もうこれは好みの問題ですけど、僕の好き系。
チャーシューは低温調理のやつですかね。ジューシーで程よく歯応えがありつつ柔らかいロースです。小松菜、海苔もいいバランスだと思います。ネギは普通の長ネギと万能ネギでしょうか?
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思った以上に美味しかったので、替玉と一緒に煮玉子もトッピング。
替玉には「角切りチャーシュー」が付いてきます。麺の下に隠してあるところが憎たらしいですねーw
煮玉子は、黒いのと白いのが半分づつ乗ってきました。黒いのは醤油ダレの煮玉子。コクと香りのある味付けです。白いのは塩ダレの煮玉子。こちらも深みのある塩味です。なかなか凝ってますね。
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完食です。
いやしかし、何でこの場所なんですかね?店名も微妙な感じだし。でも、ひとたびブレイクすればこの店名がスタンダードになると思いますけど。美味しいですけど、まだ燻っている感じです。
立地はさておいて、メニューが解りにくいのと、店名とラーメンのコンセプトにズレがあるのは惜しいです。開店して1年ほどですが、立地が良ければ味は良いので話題になっていそうです。とは言え、小岩南口には「鼈」があるので、タイプ的に被りますね。「えどや」とは若干異なりますけど。
塩を全面的に押し出せばいけるかも?今回は何も解らなかったので醤油にしましたけど、次回は塩にしよう。「美学屋」亡き今、僕のローテーションの欠員塩部門になるといいなー。
美味しいですけど、敢えて醤油無くしちゃえば面白いかもですね。麺も最初の一杯は強制的に太麺とか。引算する勇気があるとメニューも解りやすくなって話題性が増すかも…。なんて勝手な妄想しちゃうくらい延び代のありそうな店でした。また行こうと思います。
スープ ☆☆☆☆
麺 ☆☆☆
具材 ☆☆☆☆
立地 ☆
まさかの閉店…。博多らーめん まえ田「玉子らーめん」
久しぶりに「まえ田」へ。
僕のローテーションの「久留米部門」です。
仕事帰りの19:30ですが、いつもよりお客さん入ってますね。
浅草の「久留米らーめんいのうえ」の二番弟子の店主が作る「ブレない味のスープ」が特徴です。
今日は奮発して「玉子らーめん」を注文。ふと壁に目をやると…。
な・ん・だ・と・!?
なんと2017年10月14日をもって閉店するそうです。何てこった。
ラーメン業界は、「豚骨の天才」を一人失うことになるのか。
都内にそれほど多くない「久留米らーめん」というジャンルで、ワイルドに炊き出す豚骨スープを毎日同じ味にまとめられる事から、「いのうえ」の店主から「天才」の称号を受けた男。
天才なのに江戸川区の駅も商店街も無い住宅地に久留米らーめんの店を出すパンクな男。でも何故か店名は「博多らーめんまえ田」な男。空前絶後の(ry
とか思っている間に着丼。
いつも通りの安定の豚骨炊き出し白湯スープにいつもの具材。麺はいつも通りバリカタです。
今日は玉子乗せですが、煮玉子ではなく「ゆで卵」ですねこれは。濃厚すぎる豚骨スープの中では、繊細な味付けをした煮玉子など無意味ですからね。ゆで卵に濃厚スープを絡めていただきます。
麺とスープの相性は抜群。
やっぱり美味しいなぁ。チャーシューも美味しいけど、もう麺とスープだけで良い。
替え玉は「かため」で。替え玉準備中に替え玉用スープを作成。
テーブルにある「辛子高菜」をドカドカ入れます。若い頃は替え玉を3回とかしても大丈夫でしたが、今となっては1回が限界です。悲しい…。
替え玉を堪能したので、唐突に完食です。
帰り際に店主に聞いてみたのですが、どうやら家業を継ぐために閉店するそうです。家業の内容までは突っ込んで聞きませんでした。そこまでは親しくないですから。
家業を継ぐということは、ラーメン店を一生やっていくという感じでは無かったのでしょう。天才というのはそういうものな気がします。努力を重ねてやっている人の方が生涯かけてやりそうです。
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まえ田の店主は確かに天才的な才能があると思うのですが、ブレない味というのは、その反面完成された味ということなので、延び代という観点から見ると殆ど無いのかなとも思いました。
美味しいのに勿体ないなと思うと同時に、一つのエピソードを完遂して、次のエピソードを始めるのだなと。
閉店までにあと1回くらいはいけるかな?
麺 ☆☆☆
スープ ☆☆☆☆
具材 ☆☆
残念 ☆☆☆☆☆
むむっ若返るのか? 博士ラーメン「博士ラーメンLS」「グリーンカレーラーメン」「レタスチャーハン」
僕のフェイバリットらーめん「はしご」はよく行くのですが、それと同等なフェイバリットらーめんが「博士ラーメン」です。
鎌ヶ谷という場所柄、頻繁に行くことが出来ないのですが、もう20年以上通っています。
なぜ博士?
これは現オーナーの父、先代オーナー「田中静雄」氏が「医学博士」だったことに由来します。
田中静雄氏は「健康」「長生き」を研究テーマとしており、ご自身も93歳まで病気もせず、体重、血圧、コレステロール、骨密度までも青年と変わらぬ健康体だったそうです。
そんな田中博士は、不健康の象徴のような国民食「ラーメン」に注目し、40年以上前から「無かんすい」の麺に、糖尿病抑制の「ギムネマ」、ガン抑制の「キャベツ生青汁」、老化抑制の「黒ごま」等を混ぜた独自の自家製麺を使っています。餃子やタレもこだわりの自家製です。
スープは「豚」、「鶏」、「真鰯」、「鯵」、「本鰹節」、「鯖節」、「昆布」等で取った優しく深みのある出汁です。
ちょっと変わっているのが、「タイ料理」のレストランも兼ねている部分。通常のラーメン店メニューとタイ料理メニュー、それとタイ料理とラーメン店のコラボしたような創作料理が混在しています。
店の雰囲気はタイ料理屋さんです。
いつもはタイ料理とのコラボラーメン「トムヤムクンラーメン」とか、ベトナム的な「フォー」とかも食べますし、「味噌ラーメン」や「醤油ラーメン」みたいな通常のラーメン店メニューも食べます。
今回はこれ!
なんだ「LS」ってw
- Lunga vita = 長寿
- Salute = 健康
っていう意味みたいです。なんかイタリア語らしいですけど。やたら材料が書いてあるし、寿命が伸びるらしいのでこれにします。
博士ラーメンは、老若男女のお客さんがやって来ます。カップルや家族連れ、グループ客にも対応出来る設備が整っています。お子様ラーメンや子供椅子もあります。
まず「餃子(嫁は毎回頼む)」が来ましたけど写真撮り忘れました(爆
僕がラーメンの他に頼んだ「レタスチャーハン」
これは中華的なチャーハンと違い、東南アジア的な味付けになっています。ナシゴレンみたいな。
以前は「シンガポールチャーハン」という名前でしたが「エスニックチャーハン」という辛味を増したヴァージョンに変わった時期がありました。辛くしたら美味しくないので僕は「辛味抜き」で頼んでいました。やはり皆さんから不評だったのでしょうか?また辛くなくなりました。
シンガポールチャーハン時代は、エビとレタスが入っていましたが、「エビチャーハン」と「レタスチャーハン」とに別れています。チャーハンの味付けが好きなので別にエビはどうでもいいです。なので安価なレタスチャーハンにしました。
嫁はいつも「グリーンカレーラーメン/a>」です。
グリーンカレーの辛味は結構なもののはずですが、ココナッツミルクでまったりと中和されています。茄子やパパイヤなどグリーンカレーの具材がたっぷり入っていて美味しいです。
「博士ラーメンLS」が来ました。
・・・って。ちょっと待て~い!
チャーシュー乗せ忘れとるやないか~いw←髭男爵風
(このあと指摘したらやたら分厚いチャーシューを持ってきてくれました。)
気を取り直して実食です。
まずスープ。ベースになっているのは、いつもの博士スープですね。そこにマグロ出汁です。醤油ダレでしょうか?ちょっと味噌も入っているのかな?様々な食材が入っているのにバランスが保たれている状態です。実に美味しいです。ラーメンに必須の油はエクストラバージンのオリーブ油を使っており、後味あっさり爽やかです。
そして麺。これもいつもの博士麺。
もちもち食感の太麺です。麺に色々な食材を練り込んであり、無かんすい卵つなぎで麺自体が美味しいという自家製麺。
具材のチャーシューは、他のラーメンのチャーシューと同じ「ホロホロのロースチャーシュー」です。メンマは固すぎず柔らかすぎない感じ。トマトの酸味がいいアクセントです。かまぼこは「別館(閉店)」の在庫ですかねw
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博士ラーメンの数ある異色ラーメンの中で、この「博士ラーメンLS」は「博士ラーメンのハイスタンダード」なのかなと思いました。創業40年を過ぎて、今までの全てを結集させた、博士ラーメンのテーマである健康と長寿の為の「普通のラーメン」の形を表現した一杯。そう感じました。
帰りがけにちょっとトイレに…。
公衆トイレでよく見かけるやつかと思った…。
劇場型ラーメン店かといえば、それほどでもないし、ストイックな求道者かといえばそうでもなさそうだし。色々と突っ込みどころが盛りだくさんですが、とっても美味しい鎌ヶ谷の老舗ラーメン店「博士ラーメン」に、僕は今後も通うことでしょう。
スープ ☆☆☆☆
麺 ☆☆☆☆
メニュー ☆☆☆☆
場所 ☆☆
六本木よりの使者 ラーメン 味ノ仙「みそらーめん」「激辛みそらーめん」
東京都港区の北部にある六本木。現在はオフィス街、繁華街として有名ですが、江戸時代は武家屋敷の建ち並ぶ門前町だったそうです。
地名の由来は、六本の松の木があったとか、青木氏、一柳氏、上杉氏、片桐氏、朽木氏、高木氏の木に因んだ苗字の武家屋敷が六軒あったからとか諸説あります。
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戦時中は軍事施設がありましたが、敗戦後連合国に接収され、その関係で外国人向けの商店や飲食店が建つようになりました。近隣には各国大使館もありますね。
バブル時代にはディスコが乱立し、バブル崩壊後はキャバクラやカラオケなどに変わっていきましたが、東京屈指の繁華街であることは間違いありません。
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そんな六本木から「味ノ仙」という味噌ラーメン専門店が引っ越してきたので行ってみました。
一応有名店みたいです。何でわざわざ六本木から江戸川区に引っ越してきたんでしょうか?家賃かな?
平日の12時過ぎのランチタイムですが、特に混んでいる様子はありません。まだ周知されていないからでしょうか?
券売機方式です。僕は「みそらーめん」、同伴者は「激辛みそらーめん」の券を購入てました。半ライス無料なのでどちらも注文しました。
今回は2人なので二人掛けのテーブル席です。
ランチタイムの店内ですが、空席があります。六本木時代はそれなりに混んでいたのでしょうか?オフィス街という立地柄、会社員の昼食や飲みの〆なんかの需要はありそうですけど。
ちなみに今回の引っ越し先は、江戸川区役所の目の前なので、役所の職員の需要を当て込んでいるのでしょうか?実はその前の店舗もラーメン屋さんでしたが、全然入っていませんでした…。
着席時に食券を渡し、およそ7,8分で着丼。
白髪ネギの立体盛が特徴的です。海苔と煮玉子、焦がしロールチャーシューがインパクトあります。
スープは豚骨ベースの動物系、味噌は赤味噌多目の合わせ味噌ですが、割と甘口です。それほどガッツリ味噌という感じではないです。昔中葛西にあった「仙台味噌一番」に似てるかな?
麺は黄色い中太縮れ麺。もちもちした食感があります。
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立体盛の白髪ネギはシャキシャキした食感と清涼感がアクセントになります。煮玉子は普通。食べた記憶が無いくらい印象にないです。入ってなくてもいいかも。
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ロールチャーシューは、焦がしタイプで脂多目。美味しいです。この味噌ラーメンと合っていると思います。
連れは「激辛みそらーめん」です。
以前「蒙古タンメン中本」で「誠スペシャル」を8割残したあの方は、今回もラーメン5割と半ライスを5割ほど残されましたので例によって有り難く頂戴致しました。
デフォルトの味噌ラーメンにラー油を入れただけです。辛くないと納得できない人向けという感じ。甘いデフォルト味噌ラーメンの良い部分がかき消されて良いところが何もなくなった印象。
〆は定番のスープご飯。
僕の中ではこれはやっておかないといけない儀式みたいな物なのです。
完食です。
ダブル完食。
程々に入ったニンニクと味噌補正で美味しくいただけますが、例えば行列してまで食べるかと言われると、それはないですし、行列もしないかと思われます。
ぶっちゃけ僕の印象は「ファッションラーメン」です。立体白髪ネギや焦がしロールチャーシューなど見た目は派手ですが、個性的ではないです。味もまあまあ美味しいけど中毒性はないです。
味噌ラーメン好きだったらローテーションの一角にはなり得るかもしれませんが、これを目当てに遠方から来ようとは思えないでしょう。
六本木から移転してきましたが、味噌ラーメンというジャンルにおいても、江戸川区には行列店「大島」や老舗の「味噌一」がありますので、果たして今後どこまで勝負できるか?と思いました。
麺 ☆☆☆
スープ ☆☆☆
具材 ☆☆☆
価格 ☆☆☆
火事場のクソ力で辛くなる!明星「キン肉盛ヌードル旨辛醤油味」
僕ら76世代、週間少年ジャンプ黄金期世代にはドンピシャな「キン肉マン」のカップ麺がセブンイレブン限定で出ていたので、買わないという選択肢は無いので食べてみました。
脳内に鳴り響く「串田アキラソング」が停まりません。
時々キン肉マンのカップ麺は出るんですが、今回のはノープロモーションですかね?突然陳列されていました。
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「キン肉マン」は、集英社の「週間少年ジャンプ」で1979年22号(1979年5月28日号)~1987年21号(1987年5月4日号)まで連載されていた、「ゆでたまご」原作の伝説的人気を誇った漫画です。
ジャンプ漫画の三大原則「努力・友情・勝利」を地で行くストーリー、矛盾を承知で勢いで展開していく手法でした。ゴム製の玩具「キン肉マン消しゴム」略して「キン消し」も空前絶後のブームになりました。
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1983年に「キン肉マン」、1991年に「キン肉マン キン肉星王位争奪編」としてTVアニメ化もされ、1998年「週刊プレイボーイ」に読み切りとして全5話だけ掲載された「キン肉マンII世」が評判が良く、その後連載されることになりました。
「キン肉マンⅡ世」は第1部1998年19・20号~2004年29号、第2部2004年48号2011年19・20合併号、週プレNEWS2011年5月9日更新~10月3日更新まで連載されました。
第1期2002年1月9日~12月25日、第2期2004年4月7日~6月30日、第3期2006年1月4日~3月29日とTVアニメ化もされました。
しかし作者の「この作品は前作を超えるものにはならない」との考えから「キン肉マンⅡ世」を終了。2011年11月28日より集英社『週プレNEWS』で「キン肉マン」の続編シリーズをWebコミック配信で連載しています。
そんなキン肉マンの無尽蔵なエネルギー源と言えば「火事場のクソ力」
「火事場のクソ力のたれ」付きですね。負ける気がしません。
開けてみます。
今回のは3種類の肉が入っているようです。
1.豚肉(キン肉マン)
- 正義超人→伝説超人
- 出身地:キン肉星
- 国籍:日本
- 身長:185cm
- 体重:90kg
- 超人強度:95万パワー(〜7000万パワーまで計測されている)~∞(ディフェンドスーツ装着時)
2.牛肉(バッファローマン)
- 正義超人→悪魔超人→正義超人→悪魔超人→伝説超人
- 出身地:スペイン
- 身長:250cm
- 体重:220kg
- 超人強度:1000万パワー(0 – 1000万までコントロール可能)
3.鶏肉(ペンタゴン)
- 正義超人→伝説超人
- 出身地:アメリカ
- 身長:208cm
- 体重:115kg
- 超人強度:70万パワー
なるほど。ブタマンの異名をとる「キン肉マン」、まんまの「バッファローマン」、鳥人の異名をとる「ペンタゴン」と言うわけですね。3人ともⅡ世時代にはレジェンドとして後身の指導に当たる先生ですね。
熱闘3分wで出来上がりです。ここで「火事場のクソ力のたれ」投入!
完成です。マッスルがスパークしますねー。
さて、お味の方は…。辛いです。「火事場のクソ力のたれ」は、ニンニクラー油ですかね。そういえば、キン肉マンって「ニンニク」食べると巨大化する設定無かったっけ?
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それ以外は、普通に美味しい醤油ヌードルです。牛肉(謎肉?)と豚肉と鶏肉が入っているので、結構肉々しいですね。それでも「謎肉祭」程ではないです。3種類の食間と風味があって程好いです。
ちょっと辛いけど、全体的にまとまっていて美味しかったです。個人的にはラー油無くても良いかなとも思いましたが。かといって、それがないと火事場のクソ力ネタが使いにくそうだし。企画ものとしては中々のクオリティだと思いました。
麺 ☆☆
スープ ☆☆☆
具材 ☆☆☆☆
企画 ☆☆☆☆☆