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気仙沼復興のシンボル「かもめ食堂」

僕の地元葛西の老舗ラーメン店「ちばき屋」オーナーの千葉憲二氏が復活させた気仙沼の食堂です。

東日本大震災の後、気仙沼出身の千葉氏は炊き出しをしている中で「復興のシンボル」の必要性を感じ、震災前に閉店していたものの、自身のラーメンのルーツである「かもめ食堂」を復活させたそうです。

日本ラーメン協会の会長も勤めた千葉氏は地元の人材を育て、現在は地元の従業員で店を回しています。

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近くに来たのでついでに寄ってみました。

某オークションで、タケオカ自動車工芸の「ルーキー」を落札したので、岩手の一関まで引き取りに来たついでに、かねてから気になっていた「かもめ食堂」に行ってみようと思いました。

しかし、一関からは結構ありました。

近いのかなと思ってナメてましたけど、結構距離がありました。車で1時間くらいかかりました。

港が見渡せます

震災時の中継でよく見た風景が。

当日は、実は「令和元年東日本台風」の翌日で、行きの東北道は平気でしたが、気仙沼に寄った帰りは、三陸道は通行止めで、一般道も水没した町を抜けて行くような状況に。磐越~常磐道も周囲の町は水没しているような有り様でした。

一般道で東北を抜けたので、東日本大震災の復興具合も見てこれましたが、まだまだといった感じでした。海岸沿いのコンクリート堅め具合がすごかったです。

風待ち地区に佇む食堂

まだ新しい建物

開店10分前に着いてしまったので、駐車場に待機します。台風の翌日の休日なので港も町も人が疎らです。

食券システムです

千葉憲二氏プロデュースということで、やはりラーメンがメインです。が、他にもご飯ものがいくつかあって、一応食堂という体はなしています。

おそらく「潮味」がこの店舗のメインな気がしますが、「ちばき屋」と比較してみたかったので遇えての「かもめラーメン味玉のせ醤油味」で。

オープンな厨房

さすが清潔です

清潔さというか、整頓された感じがちょっとちばき屋っぽいかもしれない。千葉氏の教えでしょうか。

僕が一番客なので、5分ほどですぐに着丼。その5分後くらいに2人目のお客さんが入って来ました。大型台風の翌日なので客足は渋めかも。

かもめラーメン味玉のせ醤油味

見た目は完全に「ちばき屋」です。

スープは、ベースはちばき屋(魚介+鶏ガラ)ですが、何か魚介が強い気がします。

後で調べたら、「サンマの香油」が入っているようです。そのぶんちばき屋より魚介が強いのですね。

味玉は、半熟具合が強い気がしますが、これは個体差かもしれません。

全体にちばき屋より少しだけ塩っ気が強いかも。ここら辺は地域性に合わせているのかも。東北なので。でも別にしょっぱいわけではないです。

ハングアップ

麺はちばき屋同様の「細ちぢれ麺」です。

総じて、ザ・東京ラーメンのちばき屋のラーメンを気仙沼エンチャントしました的なラーメンですね。これはこれで美味しいです。

因みにちばき屋は仙台にも支店を出しています。こちらはおそらく普通にちばき屋なのでしょう。

千葉氏のイラストが

ラーメンレジェンドのひとりである千葉氏のレジェンド感のあるイラストが飾ってありました。

場所的にもう来ることは無きに等しいですが、近くに来たら今度は「ワンタン潮味」を食べてみたいですねー。

スープ ★★★★

麺 ★★★

立地 ★

レジェンド感 ★★★★★

ちばき屋「支那そば(大盛)」

前に「二代目tatsu」の時にも書きましたが、僕は生まれは杉並ですが、育ちは葛西なのです。若い頃よく行ったのですが最近はとんとご無沙汰な「ちばき屋」に久々に行きたくなったので行ってみました。

1歳から28歳で結婚するまで西葛西に住んでいたので、中高生辺りから結婚直前までは割と行っていたんですけど。今回は13年ぶりくらいですね。

山チャリで来た。

今は小岩界隈在住で、ママチャリだとしんどそうだったので、山チャリで来た。街乗りなので大して変わらないですけど。

中高生当時はそれほどでも無かったと思うんですけど、今や「ちばき屋」のご主人、千葉憲二さんはラーメン業界の重鎮になられたようですね。佐野実さん亡き今、支那そばジャンルのラスボスと言った所でしょうか。気仙沼が地元ということで、震災後に故郷のラーメン店「かもめ食堂」を復活させたりしていましたね。最近までラーメン博物館にも「かもめ食堂」を出店していました。

今日は日曜日の正午くらいに入店ですが、カウンターは4席くらいの空き。テーブルは6席くらいの空きでした。何らかのメディアに出ると混むんですかね。昔よくいってた頃はいつも空いていました。

カウンター

今日は「支那そば(大盛)」を注文。「ちばき屋」は、「半熟煮玉子」発祥の地と言われていますが、今回は無しで。美味しいので昔はよくトッピングしていましたけど、今日は手持ちが¥1000しかないので…。ショボー(´・ω・`)ーン。←なつかしw

メニュー

「支那そば」が¥730で「大盛」が¥150なので足りたっぽいですけど。POT-TUNの田中はギリギリでいつも生きていないから。あーぁ。

サイドメニュー的なやつ

ちまきとかね。食べたいけど、今日は久々なのでまた今度。

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およそ10分で着丼です。

支那そば(大盛)

おお。変わってない。良いですね「昔ながらの中華そば」感が。中高生の頃も「昔ながらの中華そば」だなぁと思っていたのですが、今でも「昔ながらの中華そば」なんですよねぇ。いわゆる「東京ラーメン」というやつです。

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さて、スープは…。うん、変わってない。豚骨&鶏ガラの清湯スープ。それと魚介と野菜でしょうか。そして醤油ダレの醤油の風味がガツンと鼻に抜ける。脂とか魚粉でガツンと来るのではなく、醤油の風味が「フワッ」ではなく「ガツン」なんです。ちば醤油の醤油を使っているみたいですね。

今思い出した。そうそうこの醤油の風味。今思うと、葛西、西葛西で食べていた醤油ラーメンって、この風味があった。昨今の醤油ラーメンって、優しい感じとか、溜醤油の濃厚な感じばかりな気がする。



葛西界隈のラーメン屋って、「ちばき屋」の影響を受けていたのか、それとも葛西地区独自の醤油ラーメンなのか?どちらにしても僕にとっての「葛西ご当地ラーメン」は、この醤油の風味ですね。

麺は自家製では無さそうな固めの細ちぢれ麺。これも変わらずです。以前はそれほど良いとは思いませんでしたが、昨今の自家製麺の中太麺や極太麺、中細ストレートや博多系の極細などと比較すると、一周回って個性的ですらあります。

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チャーシューは、やはり昔ながらの豚ロース肉。でもホロホロに仕上げてありジューシーです。これも昨今の低温調理タイプや豚バラタイプと違って、僕好み。低温タイプも好きですけど。

その他、メンマと海苔とネギ。スープの上の脂は、別に脂っこいわけではなく、スープのコク担当でしょうね。辛めのカイワレが良い清涼感のアクセントになっています。

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一言で表すならば「究極のバランスラーメン」です。其々のパーツ単位で突出した主張をしていないですし、かといって全部合わさってもこれといって爆発しない。でも美味しい。全員脇役のドラマみたいです。

味をまとめるのに化調は使っているみたいですけど。ちなみに僕はアンチ化調でも化調シンパでもないです。必要なら入れれば良いし、必要ないのに入れることもないと思っています。

ごっそさん

隣のあんちゃんがボソッと「美味しいなぁ」と言いながら食べていた。その隣の老夫婦が、「横浜にもあるけど、本店のが食べたくて今日来ちゃった。やっぱり本店の方が美味しいねぇ。」って言ってたり。さすが有名店ですね。お客さんが喜んでくれるのは最高ですね。元葛西人としては、ちょっと誇らしいです。

お持ち帰り(通販?)もあるみたいですよ。

物販

ザ・東京ラーメンを提供し続ける「ちばき屋」。ラーメンの原点であり、最終形態なのかなと思いました。

スープ ☆☆☆☆

麺 ☆☆☆

具材 ☆☆☆

バランス ☆☆☆☆☆