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スパイスの深いコク「スパイス・ラー麺 卍力」
僕の地元「西葛西」にある最近人気のお店「スパイス・ラー麺 卍力(マンリキ)」に行ってみました。
僕が住んでいた頃には無かったのですが、最近人気みたいなので行ってみたかったんですよね~。ちょっと重いものを運ぶ用事があって、昼飯おごる条件で弟を召喚したのでチャンス到来。
西葛西の駅から少し離れた何とも微妙なエリアにあります。繁華街でも住宅街でもないエリア。
西葛西の行列店
店の外にもスパイスの香りが。期待が高まりますねー。日曜の正午なので結構並んでますねー。店内店外合わせて15人くらいでしょうか。
こちらの店主さんは、神田の有名店「鬼金棒 」の出身だそうです。
店内の雰囲気はオリエンタル
変な小物がいくつも置いてある
行列の終盤に食券の購入を促されます。
ちょっと煮卵も興味深かったので、「スパイス・味玉ラー麺(大盛)」をチョイス。
カウンターに着席
特に色々と調味料が置いてあるわけでは無いですね。確かにたくさんのスパイスが入っているのでしょうから、何かを足したらバランスが崩れてしまいますから。
5分ほどで着丼
パクチーが特徴的ですね。僕はパクチー大好きなので、次はパク増しだな。因みにパクチーが苦手な人はネギに変えられるそうです。
ガシガシ系
いわゆるガシガシ系の麺にスパイスまみれのスープが絡んできます。
これね、スパイスがバシッと効いているんですけど、ベースになっているダシもしっかりしています。魚系でしょうか。スパイスも、ウコンが使われていないのか、カレーではないです。強いていうならスープカレーのカレー抜き?なにいってんだ?
麺は、パンチの強いスープに全く負けない太麺。スパイスまみれのスープをしっかり運んできます。旨い。
気になる煮卵はどうか?
それでは恒例の御開帳~。
うん旨い。でもまぁ普通ですね。よくある黄身がトロトロ系のそれです。
完食です。
期待して行きましたが、期待通り美味しかったです。僕は辛シビ系は好きですし、アジアンフードも好きなので、そしてスパイスやパクチーにも抵抗が無いので、非常に美味しくいただけました。
アジアンな味付けやパクチーが嫌いな人には厳しいかも知れませんね。
とは言え、変わり種のラーメンでしかも美味しい店が地元の西葛西にあるというのは嬉しいです。時々行こうと思います。
スープ ★★★★★
麺 ★★★
サービス ★★★
スパイス ★★★★★
Youはどうして大杉に?「めん屋そら 江戸川中央店」
この間、行こうと思ったら暖簾を下げられてしまって食べ損なった「めん屋そら 江戸川中央店」にリベンジしました。
江戸川中央店と言っても住所の上で中央なだけで、実際は大杉地区にあります。この店舗より中央よりにある小学校は大杉小学校だし。
江戸川区は縦に長い区で、鉄道は5路線も走っているのに全て横のラインなんです。ちなみにこの5路線。
- 京成本線
- JR総武線
- 都営新宿線
- 東京メトロ東西線
- JR京葉線
その中で、総武線と都営新宿線の間が特に広くて、よく無駅地帯とか陸の孤島なんて言われたりしています。その代わりバス路線で補っていて、都営バスと京成バスが網羅しています。
肝心の江戸川区役所なんかも中央にありますが、最寄り駅は葛飾区の新小岩駅です。そもそも江戸川区中央という住所なのに、江戸川区の北西の隅っこです。
そんな大杉地区に店をかまえるということはアレです。
僕の大好きな辺鄙系です。
「めん屋そら」は、元々神田にあったのですが、神田の方は閉店して、当時分家だった東日本橋を本店としてやっているようです。江戸川中央店は、本店店主のお兄さん夫婦がやっています。
自宅の近所なのでしょうか?戦略的にこちらに出店したとは思えませんけど。「まえ田」が区役所付近だったり、「亜熱帯」が柴又街道沿いだった事の方がマシに感じます。
例によって仕事帰りにチャリで来ました。
ここは以前もラーメン屋だったようですので、居抜きで購入or賃貸したのでしょうね。隣は場末のスナックみたいな店舗です。
入り口を入ると右に券売機があります。
芝大門にある「麺屋そら(無関係?)」は一度行ったことあるのですが、こちらの「めん屋そら」は初めてなので、デフォルトで680円の「醤油ラーメン(+100円大盛)」にしました。
おそらく全部のせ仕様かと思われる950円の「そらスペ」と迷いましたが、デフォルトの「醤油ラーメン」に一通りの具材が乗っているので、950円という価格設定はコスパ悪しと判断しました。
店内はカウンター席のみだと思います。奥に隠し部屋があるかもしれませんけど…いや無いだろうな。
シンプルなカウンターです。今日は残業帰りなので21時くらいですが、客は僕ともう一人くらい。目の前が職業訓練校だし、環七通りから区役所まで続く道路沿いではあるので、昼がメインなのでしょうか。
およそ5分くらいで着丼です。
ああ。僕の好き系ですね。醤油清湯スープに中細縮れ麺。スープの表面に油の層を作る「支那そばや」っぽい仕様です。水菜が乗っています。
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先ずはスープ
鶏ガラ豚骨の動物系と貝類、昆布ですかね。よくまとまっていて美味しいです。が、センセーショナルというわけではない。いわゆる旨味の3大要素「グルタミン酸」「イノシン酸」「グアニル酸」をバランスよく配合って感じです。
麺
ツルツルシコシコしていて割と多加水ですね。上野の林家製麺みたいです。店名も製麺屋もなんか名前の被っているのばっかりですねw
チャーシュー
巻きロースチャーシューです。肉々しくてジューシーで美味しいですが最近では普通です。
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煮玉子
デフォルトで半個分入っています。半熟で、醤油ダレに漬け込んだタイプです。美味しいですが普通です。
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メンマ、水菜
なんというか普通です。メンマは味もしっかり付いていますし、水菜が乗ることで清涼感がアップです。
美味しいんですけど、普通の域は越えない感じです。突出したクセみたいなのが無いんですね。「澤」みたいな感じ。そういえば「澤」も馬喰町とか日本橋系ですね。
日本橋界隈のラーメンがこういう感じなのか。タマタマか?ラーメンと地域性の関係とか調べると面白そうですね。
- スープ ☆☆☆☆
- 麺 ☆☆☆
- 具材 ☆☆☆☆
- 立地 ☆
さて、後日また残業だったので「めん屋そら」2度目の来店。
前回はデフォルト醤油ラーメンだったので、今回は「しおそらスペ(大盛)」を注文。ちがいを調査してみます。
スペシャルだけあって、丼の表面は具材で覆われています。但し、デフォルトラーメンの具材が増量しただけですけど。
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スープ
透き通った塩ダレスープ。ベースのダシは醤油の物と同じでしょう。…が、醤油ダレに入っているであろうダシが足りないような、醤油の香りが無い分なんか足りないような感じ。あと、塩が多いのか塩辛いです。若しくは使っている塩が当たりの強いタイプなのか。もっとまろやかになると良いかも。
ちなみに僕は塩ラーメンが好きではないので厳しめかもしれませんが。
麺
醤油と同じです。林家製麺。チャラ~ン。
具材
スペシャルなので、煮玉子が1個分に。チャーシューが3枚になっています。塩ラーメンだからか「コーン」が入っています。僕は塩ラーメンにコーンが合うとは思いませんけど。味噌ならまあ許容出来る。
塩ラーメンは、イマイチでした。これくらいの出来なら出さなければ良いのに。僕の中で塩ラーメンは以前木場の「美学屋(閉店)」で食べたものが基準になっているので、その域まで到達していなければ要りません。
- スープ ☆☆
- 麺☆☆☆
- 具材 ☆☆
- 立地 ☆
総じて「めん屋そら」は醤油ラーメンを食すべしと言ったところでしょうか。他にも「つけ麺」とか「台湾ラーメン」とかありますけど、麺にそれほど力の無いつけ麺はどうなのかな?と思いますし、台湾ラーメンは何となく味が想像出来ますけど。
でも次の残業帰りは「台湾ラーメン」か「つけ麺」も試してみたいと思います。
嗚呼…私の小岩「中華そば 亜熱帯」煮干しそば 黒
女房と子供らが出かけて帰ってこない日曜日の夜。一人留守番の僕はお腹が減ったので盗んでないチャリで走り出しました。
先日閉店した「まえ田」や船堀の「大島」もそうなんですが、辺鄙な場所で勝負するラーメン店が多いですよね。「支那そばや」なんかもそうでしたけど。究極の辺鄙ラーメン「八平」とかはもはや秘境ですけどねw今気付きましたけど、僕は辺鄙ラーメン好きですね。
今回は、東小岩の柴又街道沿いに店をかまえる「中華そば 亜熱帯」に行ってみました。
JR小岩駅から約2km。徒歩にして20~30分。瑞江行きの京成バスに乗っても10~15分くらいです。駐車場もありません。近くにコインパーキングくらいはありますけど。とにかく辺鄙です。
日曜日の19:30頃で、お客さんは一人。一瞬やっちまった感が過りますが、食べてみないことには…。
券売機方式です。
なんかメニューの名前が解りにくい…。よくわからないけど「煮干しそば 黒」を注文。細麺と太麺があるそうなので、細麺と替玉をチョイス。後で解ったことですけど、替玉は細麺限定らしいが、最初は太麺でも良いみたいです。最初は太麺を試しても良かった。
黒は「醤油ダレ」、白は「塩ダレ」みたいですね。カウンターのみ8席くらい。厨房の入り口付近に着席しました。
卓上は塩、胡椒、酢、水、楊枝、箸、営業日wメニューの説明はよwww
さて、こちらの「中華そば 亜熱帯」の店主の近さんは、以前は烏山でBarをやっていたようです。ラーメン店開業を志し、全国のラーメン店に麺を卸す製麺業で有名な「大成食品」の主催する「鳥居式らーめん塾」に参加した21期生です。
「鳥居式らーめん塾」では、1ヵ月半位の期間で、ラーメン作りは勿論、開業の仕方や経営のコツ等、繁盛店を作り上げるノウハウを学べるセミナーです。
鳥居式らーめん塾の後、兵庫の「神戸ちぇりー亭 南小岩店(閉店)」での修業を経て、「中華そば 亜熱帯」を開店したようです。…とはいっても「神戸ちぇりー亭」って「二郎インスパイア系」ですけどwともあれ、その関係で小岩に出店したんですかね。
※ちぇりー亭とは無関係のようです。店主様より直接のご指摘あり。ありがたいやらお恥ずかしいやら。
「横浜家系ラーメン大岩屋」の跡地です。
そんなこんなで、客が僕しか居なくなったので5分ほどで着丼。
む。これは期待できそうなビジュアルです。まずスープ。鶏、豚の動物系と何らかの貝も使っていそう。煮干と冠しているだけあって、かなり強めの魚ダシ。でも、昨今よく見かける魚粉系のそれとは違い、粉っぽさは一切なし。丁寧な清湯スープですね。美味しいです。
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麺はおそらく大成食品製でしょう、歯応えのある細麺。もうこれは好みの問題ですけど、僕の好き系。
チャーシューは低温調理のやつですかね。ジューシーで程よく歯応えがありつつ柔らかいロースです。小松菜、海苔もいいバランスだと思います。ネギは普通の長ネギと万能ネギでしょうか?
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思った以上に美味しかったので、替玉と一緒に煮玉子もトッピング。
替玉には「角切りチャーシュー」が付いてきます。麺の下に隠してあるところが憎たらしいですねーw
煮玉子は、黒いのと白いのが半分づつ乗ってきました。黒いのは醤油ダレの煮玉子。コクと香りのある味付けです。白いのは塩ダレの煮玉子。こちらも深みのある塩味です。なかなか凝ってますね。
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完食です。
いやしかし、何でこの場所なんですかね?店名も微妙な感じだし。でも、ひとたびブレイクすればこの店名がスタンダードになると思いますけど。美味しいですけど、まだ燻っている感じです。
立地はさておいて、メニューが解りにくいのと、店名とラーメンのコンセプトにズレがあるのは惜しいです。開店して1年ほどですが、立地が良ければ味は良いので話題になっていそうです。とは言え、小岩南口には「鼈」があるので、タイプ的に被りますね。「えどや」とは若干異なりますけど。
塩を全面的に押し出せばいけるかも?今回は何も解らなかったので醤油にしましたけど、次回は塩にしよう。「美学屋」亡き今、僕のローテーションの欠員塩部門になるといいなー。
美味しいですけど、敢えて醤油無くしちゃえば面白いかもですね。麺も最初の一杯は強制的に太麺とか。引算する勇気があるとメニューも解りやすくなって話題性が増すかも…。なんて勝手な妄想しちゃうくらい延び代のありそうな店でした。また行こうと思います。
スープ ☆☆☆☆
麺 ☆☆☆
具材 ☆☆☆☆
立地 ☆
まさかの閉店…。博多らーめん まえ田「玉子らーめん」
久しぶりに「まえ田」へ。
僕のローテーションの「久留米部門」です。
仕事帰りの19:30ですが、いつもよりお客さん入ってますね。
浅草の「久留米らーめんいのうえ」の二番弟子の店主が作る「ブレない味のスープ」が特徴です。
今日は奮発して「玉子らーめん」を注文。ふと壁に目をやると…。
な・ん・だ・と・!?
なんと2017年10月14日をもって閉店するそうです。何てこった。
ラーメン業界は、「豚骨の天才」を一人失うことになるのか。
都内にそれほど多くない「久留米らーめん」というジャンルで、ワイルドに炊き出す豚骨スープを毎日同じ味にまとめられる事から、「いのうえ」の店主から「天才」の称号を受けた男。
天才なのに江戸川区の駅も商店街も無い住宅地に久留米らーめんの店を出すパンクな男。でも何故か店名は「博多らーめんまえ田」な男。空前絶後の(ry
とか思っている間に着丼。
いつも通りの安定の豚骨炊き出し白湯スープにいつもの具材。麺はいつも通りバリカタです。
今日は玉子乗せですが、煮玉子ではなく「ゆで卵」ですねこれは。濃厚すぎる豚骨スープの中では、繊細な味付けをした煮玉子など無意味ですからね。ゆで卵に濃厚スープを絡めていただきます。
麺とスープの相性は抜群。
やっぱり美味しいなぁ。チャーシューも美味しいけど、もう麺とスープだけで良い。
替え玉は「かため」で。替え玉準備中に替え玉用スープを作成。
テーブルにある「辛子高菜」をドカドカ入れます。若い頃は替え玉を3回とかしても大丈夫でしたが、今となっては1回が限界です。悲しい…。
替え玉を堪能したので、唐突に完食です。
帰り際に店主に聞いてみたのですが、どうやら家業を継ぐために閉店するそうです。家業の内容までは突っ込んで聞きませんでした。そこまでは親しくないですから。
家業を継ぐということは、ラーメン店を一生やっていくという感じでは無かったのでしょう。天才というのはそういうものな気がします。努力を重ねてやっている人の方が生涯かけてやりそうです。
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まえ田の店主は確かに天才的な才能があると思うのですが、ブレない味というのは、その反面完成された味ということなので、延び代という観点から見ると殆ど無いのかなとも思いました。
美味しいのに勿体ないなと思うと同時に、一つのエピソードを完遂して、次のエピソードを始めるのだなと。
閉店までにあと1回くらいはいけるかな?
麺 ☆☆☆
スープ ☆☆☆☆
具材 ☆☆
残念 ☆☆☆☆☆
六本木よりの使者 ラーメン 味ノ仙「みそらーめん」「激辛みそらーめん」
東京都港区の北部にある六本木。現在はオフィス街、繁華街として有名ですが、江戸時代は武家屋敷の建ち並ぶ門前町だったそうです。
地名の由来は、六本の松の木があったとか、青木氏、一柳氏、上杉氏、片桐氏、朽木氏、高木氏の木に因んだ苗字の武家屋敷が六軒あったからとか諸説あります。
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戦時中は軍事施設がありましたが、敗戦後連合国に接収され、その関係で外国人向けの商店や飲食店が建つようになりました。近隣には各国大使館もありますね。
バブル時代にはディスコが乱立し、バブル崩壊後はキャバクラやカラオケなどに変わっていきましたが、東京屈指の繁華街であることは間違いありません。
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そんな六本木から「味ノ仙」という味噌ラーメン専門店が引っ越してきたので行ってみました。
一応有名店みたいです。何でわざわざ六本木から江戸川区に引っ越してきたんでしょうか?家賃かな?
平日の12時過ぎのランチタイムですが、特に混んでいる様子はありません。まだ周知されていないからでしょうか?
券売機方式です。僕は「みそらーめん」、同伴者は「激辛みそらーめん」の券を購入てました。半ライス無料なのでどちらも注文しました。
今回は2人なので二人掛けのテーブル席です。
ランチタイムの店内ですが、空席があります。六本木時代はそれなりに混んでいたのでしょうか?オフィス街という立地柄、会社員の昼食や飲みの〆なんかの需要はありそうですけど。
ちなみに今回の引っ越し先は、江戸川区役所の目の前なので、役所の職員の需要を当て込んでいるのでしょうか?実はその前の店舗もラーメン屋さんでしたが、全然入っていませんでした…。
着席時に食券を渡し、およそ7,8分で着丼。
白髪ネギの立体盛が特徴的です。海苔と煮玉子、焦がしロールチャーシューがインパクトあります。
スープは豚骨ベースの動物系、味噌は赤味噌多目の合わせ味噌ですが、割と甘口です。それほどガッツリ味噌という感じではないです。昔中葛西にあった「仙台味噌一番」に似てるかな?
麺は黄色い中太縮れ麺。もちもちした食感があります。
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立体盛の白髪ネギはシャキシャキした食感と清涼感がアクセントになります。煮玉子は普通。食べた記憶が無いくらい印象にないです。入ってなくてもいいかも。
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ロールチャーシューは、焦がしタイプで脂多目。美味しいです。この味噌ラーメンと合っていると思います。
連れは「激辛みそらーめん」です。
以前「蒙古タンメン中本」で「誠スペシャル」を8割残したあの方は、今回もラーメン5割と半ライスを5割ほど残されましたので例によって有り難く頂戴致しました。
デフォルトの味噌ラーメンにラー油を入れただけです。辛くないと納得できない人向けという感じ。甘いデフォルト味噌ラーメンの良い部分がかき消されて良いところが何もなくなった印象。
〆は定番のスープご飯。
僕の中ではこれはやっておかないといけない儀式みたいな物なのです。
完食です。
ダブル完食。
程々に入ったニンニクと味噌補正で美味しくいただけますが、例えば行列してまで食べるかと言われると、それはないですし、行列もしないかと思われます。
ぶっちゃけ僕の印象は「ファッションラーメン」です。立体白髪ネギや焦がしロールチャーシューなど見た目は派手ですが、個性的ではないです。味もまあまあ美味しいけど中毒性はないです。
味噌ラーメン好きだったらローテーションの一角にはなり得るかもしれませんが、これを目当てに遠方から来ようとは思えないでしょう。
六本木から移転してきましたが、味噌ラーメンというジャンルにおいても、江戸川区には行列店「大島」や老舗の「味噌一」がありますので、果たして今後どこまで勝負できるか?と思いました。
麺 ☆☆☆
スープ ☆☆☆
具材 ☆☆☆
価格 ☆☆☆
ちばき屋「支那そば(大盛)」
前に「二代目tatsu」の時にも書きましたが、僕は生まれは杉並ですが、育ちは葛西なのです。若い頃よく行ったのですが最近はとんとご無沙汰な「ちばき屋」に久々に行きたくなったので行ってみました。
1歳から28歳で結婚するまで西葛西に住んでいたので、中高生辺りから結婚直前までは割と行っていたんですけど。今回は13年ぶりくらいですね。
今は小岩界隈在住で、ママチャリだとしんどそうだったので、山チャリで来た。街乗りなので大して変わらないですけど。
中高生当時はそれほどでも無かったと思うんですけど、今や「ちばき屋」のご主人、千葉憲二さんはラーメン業界の重鎮になられたようですね。佐野実さん亡き今、支那そばジャンルのラスボスと言った所でしょうか。気仙沼が地元ということで、震災後に故郷のラーメン店「かもめ食堂」を復活させたりしていましたね。最近までラーメン博物館にも「かもめ食堂」を出店していました。
今日は日曜日の正午くらいに入店ですが、カウンターは4席くらいの空き。テーブルは6席くらいの空きでした。何らかのメディアに出ると混むんですかね。昔よくいってた頃はいつも空いていました。
今日は「支那そば(大盛)」を注文。「ちばき屋」は、「半熟煮玉子」発祥の地と言われていますが、今回は無しで。美味しいので昔はよくトッピングしていましたけど、今日は手持ちが¥1000しかないので…。ショボー(´・ω・`)ーン。←なつかしw
「支那そば」が¥730で「大盛」が¥150なので足りたっぽいですけど。POT-TUNの田中はギリギリでいつも生きていないから。あーぁ。
ちまきとかね。食べたいけど、今日は久々なのでまた今度。
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およそ10分で着丼です。
おお。変わってない。良いですね「昔ながらの中華そば」感が。中高生の頃も「昔ながらの中華そば」だなぁと思っていたのですが、今でも「昔ながらの中華そば」なんですよねぇ。いわゆる「東京ラーメン」というやつです。
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さて、スープは…。うん、変わってない。豚骨&鶏ガラの清湯スープ。それと魚介と野菜でしょうか。そして醤油ダレの醤油の風味がガツンと鼻に抜ける。脂とか魚粉でガツンと来るのではなく、醤油の風味が「フワッ」ではなく「ガツン」なんです。ちば醤油の醤油を使っているみたいですね。
今思い出した。そうそうこの醤油の風味。今思うと、葛西、西葛西で食べていた醤油ラーメンって、この風味があった。昨今の醤油ラーメンって、優しい感じとか、溜醤油の濃厚な感じばかりな気がする。
葛西界隈のラーメン屋って、「ちばき屋」の影響を受けていたのか、それとも葛西地区独自の醤油ラーメンなのか?どちらにしても僕にとっての「葛西ご当地ラーメン」は、この醤油の風味ですね。
麺は自家製では無さそうな固めの細ちぢれ麺。これも変わらずです。以前はそれほど良いとは思いませんでしたが、昨今の自家製麺の中太麺や極太麺、中細ストレートや博多系の極細などと比較すると、一周回って個性的ですらあります。
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チャーシューは、やはり昔ながらの豚ロース肉。でもホロホロに仕上げてありジューシーです。これも昨今の低温調理タイプや豚バラタイプと違って、僕好み。低温タイプも好きですけど。
その他、メンマと海苔とネギ。スープの上の脂は、別に脂っこいわけではなく、スープのコク担当でしょうね。辛めのカイワレが良い清涼感のアクセントになっています。
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一言で表すならば「究極のバランスラーメン」です。其々のパーツ単位で突出した主張をしていないですし、かといって全部合わさってもこれといって爆発しない。でも美味しい。全員脇役のドラマみたいです。
味をまとめるのに化調は使っているみたいですけど。ちなみに僕はアンチ化調でも化調シンパでもないです。必要なら入れれば良いし、必要ないのに入れることもないと思っています。
隣のあんちゃんがボソッと「美味しいなぁ」と言いながら食べていた。その隣の老夫婦が、「横浜にもあるけど、本店のが食べたくて今日来ちゃった。やっぱり本店の方が美味しいねぇ。」って言ってたり。さすが有名店ですね。お客さんが喜んでくれるのは最高ですね。元葛西人としては、ちょっと誇らしいです。
お持ち帰り(通販?)もあるみたいですよ。
ザ・東京ラーメンを提供し続ける「ちばき屋」。ラーメンの原点であり、最終形態なのかなと思いました。
スープ ☆☆☆☆
麺 ☆☆☆
具材 ☆☆☆
バランス ☆☆☆☆☆
麺喰屋 澤 江戸川R14号本店「清湯しょうゆラーメン」、「チャーシュー飯」
京葉道路の篠崎ICの程近くの国道14号線沿いに「麺喰屋 澤」というラーメン店があります。「ホイホイ系」ラーメン店に見えるので今まで見合わせていたのですが、ちょっと行ってみました。
ちなみに「ホイホイ系」という表現は、一見美味しそうに見えて入ってみたら「ほわっ!?」っとなるラーメン店の事です。僕にとっての「悪代官」みたいなw
元々は水天宮にあったようですが、小岩店、R14店を展開した後、水天宮本店を閉め、R14を本店としたようです。その後、小岩店は新小岩に移転、四国の徳島に徳島店を開店、水天宮に新店舗を開店したようです。新小岩は最近閉めたみたいです。
店舗の展開や移転がしょっちゅう行われていて、良く言えば精力的、悪く言えば落ち着かない感じですね。現状、3店舗展開だと思います。
ともあれ、以前から高速道路を降りてくると目についていたので行ってみます。
今回もチャリで出動。いかにもホイホイ系な店構えです。本店ということで、おそらく上のフロアも使っていそう。自社ビルでしょうか。中央区と比べたら圧倒的に安いですからねこの辺。
日曜の13時頃ですが、店内は親子連れ2人のみ。ガラガラです。あぁやってしまったのか?とりま券売機へ。
メニューが多い…。一先ず、僕好みの「清湯しょうゆラーメン」と「煮玉子」と、事前調査で評判の良さそうだった「チャーシュー飯」をプッシュ。アゴ出汁なんかもあるんですね。
親子連れのひとつ抜かした隣の席へ。カウンターのみの構成です。
カウンターの壁面のメニューに「ティッシュは机の下です。」と書いてあったので一応確認。
事後調査で、店のブログを見る限り、内外装に凝っているようでしたが、何だか中途半端に額縁が飾ってあったりします。
何処かのレビューで「店舗の装飾に凝らないで味を追求せよ」みたいな事を書かれていましたが…。不安が止まりません…。
水のピッチャーの中にレモンが。
なんか中央区っぽい。何でだろう。銀座的なウォーターだからかな。
およそ7,8分で麺が着丼しましたが、チャーシュー飯がまだ来ない。2人で作業しているのだから、同時に出せないものだろうか?しばし待ってからチャーシュー飯が着丼。
なるほど。意識高い系ラーメンって感じです。小松菜が乗っているあたりは、江戸川区スタンダード。僕の大好きなパクチーも乗っています。
先ずはスープ。鶏ガラと豚骨の清湯スープですかね。貝の風味も感じます。良く言うと丁寧な出汁の印象。さっぱりとした中に色々な風味の多重奏。悪く言うと旨味成分は一通り入れときましたって味。美味しいです。
麺は中細ストレート。自家製かどうかは不明。でも、コシもあって最近良く見かけるタイプの麺です。普通に美味しいやつ。
チャーシューは、豚肩ロースと鶏胸。どちらも低温調理されていて、柔らかジューシー。僕は低温調理のチャーシューは好きなので美味しくいただけます。
メンマは、太いタイプ。ガシガシ食べれます。僕は穂先メンマ好きですけど、このメンマは美味しいです。小岩のミシュラン「えどや」のメンマみたい。
海苔は適度に隙があって、スープの湿度で硬くなりません。味はまぁ普通。小松菜は新鮮で美味しい。パクチーは良いアクセントになってますね。
それでは恒例の玉子御開帳。
やや固茹での半熟。塩ダレでしょうか。白めの煮玉子ですが、味はバッチリついています。
チャーシュー飯です。
ラーメンに入っているのと同じ、豚チャーシューと鶏チャーシューが乗っています。そこにしょうゆダレとネギ。
事前調査で美味しいという情報はありましたが、本当に美味しいです。良くあるチャーシュー飯と違い、鶏チャーシューも入っているので飽きずにいただけます。
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ラーメンの具と麺、チャーシュー飯を半分食べたところで「スープ番長」の僕のライフワーク「スープご飯」発動です。
きっと美味いで。どんっ。
こりゃ美味い。もうこれをメニューに加えて~。
はい完食です。
普通に美味しかったです。でも普通なんですよね~。いや美味しいんですよ。本当に。
昨今は、旨味の三大成分(グルタミン酸、イノシン酸、グアニル酸)とか、動物系魚介系のコラボスープとか、ブランド小麦(春よ恋とかの)の自家製麺とか、低温調理のチャーシューとか。どこの店も当たり前のように出してくるので、そこら辺は基本みたいになっちゃってるんですよね。
その先に其々の個性の何かが見えないと行列のできるような人気店にはならないのかなって思います。逆に先に述べた基本部分を崩してでも個性を押し出している店が行列しているような。
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まぁ僕のフェイバリット「はしご」も、行列するような店ではないんですが、根強いリピーターは多いです。あのだんだん麺は他では食べられないですからね。
今回の「澤」も、チャーシュー飯は一級品なので、そこが周知されると意外とブレイクするかも?でも、ラーメン屋なのでラーメンじゃないとダメですかね?
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例えば「チャーシュー飯屋」になっちゃうとかwチャーシュー飯とスープのセットで。
今後に期待です。
スープ ☆☆☆☆
麺 ☆☆☆
具材 ☆☆☆
チャーシュー飯 ☆☆☆☆☆
興楽「ラーメン」、「チャーハン」
なんというか番外編です。職場の営業さんと昼飯で行った町の中華屋さん。自分から行くことはないのですが、折角なので記念にレビューします。
役所や行政の施設の集まるエリアから住宅街に入っていくと、また行政関連の施設があり、その斜向かいに某宗教団体の会館があります。その隣にひっそりと暖簾を出しているのが「興楽」です。
入口付近に某政党のポスターが貼ってあったけど、お店の人はもしかすると場所柄某宗教団体の一員ですかね。それともお隣のよしみで貼ってるのかな?まぁ別に良いですけど。
昼時なので、カウンターとテーブルは埋まっています。(満席ではないですが、当方3名なので。)けあがりに通してくれました。
このお茶の間感が良いwおばちゃん、お金と帳面出しっぱなしだよw
メニューはかなりリーズナブルです。ラーメン¥350とチャーハン¥450を注文しました。ラーメンライスならワンコインでいけますねー。
7,8分で着丼。
期待通りの懐かしのやつ。他の2人は定食を注文していたのでこちらも…。
あれ?もうひとつのレバニラ定食を撮り忘れた。まあ良いや。僕は今回初めてなので、確認のためラーチャーですけど、通常は定食を食べると思います。
さて、先ずはラーメン。
麺の感じと異常なスープの多さは、ワカメと相まって「海の家のラーメン」っぽいです。でもスープの出汁がしっかりしていて美味しいです。海の家のラーメンは出汁が無いに等しいので、全く似て非なるもの。麺は残念ながらどこぞの製麺屋さんのやつですね多分。
ちょっと出汁が美味しい普通の町の中華屋さんのラーメンです。
チャーハンはどうでしょう。
うんうん。普通。味は濃すぎなくて良いですね。と、食べ進んでいくと…。!?真ん中がよく混ざってなくて白飯やないかーい!おっちゃんしっかりして~。
でもね、こんなゆる~い感じが町の中華屋さんらしくて良いんですよ。一杯のラーメンに魂を込めて真剣勝負している激戦区のラーメンは、それはそれは美味しいですが、全く勝負しないぐうたら中華屋さんは、それはそれで安心します。
はい、完食。
はっきり言って、どこの町の中華屋さんでも一緒。良いじゃないですか特別美味しくなくたって。普通に美味しかったです。
スープ ☆☆
麺 ☆
チャーハン ☆
雰囲気 ☆☆☆☆☆