前に「二代目tatsu」の時にも書きましたが、僕は生まれは杉並ですが、育ちは葛西なのです。若い頃よく行ったのですが最近はとんとご無沙汰な「ちばき屋」に久々に行きたくなったので行ってみました。
1歳から28歳で結婚するまで西葛西に住んでいたので、中高生辺りから結婚直前までは割と行っていたんですけど。今回は13年ぶりくらいですね。
今は小岩界隈在住で、ママチャリだとしんどそうだったので、山チャリで来た。街乗りなので大して変わらないですけど。
中高生当時はそれほどでも無かったと思うんですけど、今や「ちばき屋」のご主人、千葉憲二さんはラーメン業界の重鎮になられたようですね。佐野実さん亡き今、支那そばジャンルのラスボスと言った所でしょうか。気仙沼が地元ということで、震災後に故郷のラーメン店「かもめ食堂」を復活させたりしていましたね。最近までラーメン博物館にも「かもめ食堂」を出店していました。
今日は日曜日の正午くらいに入店ですが、カウンターは4席くらいの空き。テーブルは6席くらいの空きでした。何らかのメディアに出ると混むんですかね。昔よくいってた頃はいつも空いていました。
今日は「支那そば(大盛)」を注文。「ちばき屋」は、「半熟煮玉子」発祥の地と言われていますが、今回は無しで。美味しいので昔はよくトッピングしていましたけど、今日は手持ちが¥1000しかないので…。ショボー(´・ω・`)ーン。←なつかしw
「支那そば」が¥730で「大盛」が¥150なので足りたっぽいですけど。POT-TUNの田中はギリギリでいつも生きていないから。あーぁ。
ちまきとかね。食べたいけど、今日は久々なのでまた今度。
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およそ10分で着丼です。
おお。変わってない。良いですね「昔ながらの中華そば」感が。中高生の頃も「昔ながらの中華そば」だなぁと思っていたのですが、今でも「昔ながらの中華そば」なんですよねぇ。いわゆる「東京ラーメン」というやつです。
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さて、スープは…。うん、変わってない。豚骨&鶏ガラの清湯スープ。それと魚介と野菜でしょうか。そして醤油ダレの醤油の風味がガツンと鼻に抜ける。脂とか魚粉でガツンと来るのではなく、醤油の風味が「フワッ」ではなく「ガツン」なんです。ちば醤油の醤油を使っているみたいですね。
今思い出した。そうそうこの醤油の風味。今思うと、葛西、西葛西で食べていた醤油ラーメンって、この風味があった。昨今の醤油ラーメンって、優しい感じとか、溜醤油の濃厚な感じばかりな気がする。
葛西界隈のラーメン屋って、「ちばき屋」の影響を受けていたのか、それとも葛西地区独自の醤油ラーメンなのか?どちらにしても僕にとっての「葛西ご当地ラーメン」は、この醤油の風味ですね。
麺は自家製では無さそうな固めの細ちぢれ麺。これも変わらずです。以前はそれほど良いとは思いませんでしたが、昨今の自家製麺の中太麺や極太麺、中細ストレートや博多系の極細などと比較すると、一周回って個性的ですらあります。
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チャーシューは、やはり昔ながらの豚ロース肉。でもホロホロに仕上げてありジューシーです。これも昨今の低温調理タイプや豚バラタイプと違って、僕好み。低温タイプも好きですけど。
その他、メンマと海苔とネギ。スープの上の脂は、別に脂っこいわけではなく、スープのコク担当でしょうね。辛めのカイワレが良い清涼感のアクセントになっています。
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一言で表すならば「究極のバランスラーメン」です。其々のパーツ単位で突出した主張をしていないですし、かといって全部合わさってもこれといって爆発しない。でも美味しい。全員脇役のドラマみたいです。
味をまとめるのに化調は使っているみたいですけど。ちなみに僕はアンチ化調でも化調シンパでもないです。必要なら入れれば良いし、必要ないのに入れることもないと思っています。
隣のあんちゃんがボソッと「美味しいなぁ」と言いながら食べていた。その隣の老夫婦が、「横浜にもあるけど、本店のが食べたくて今日来ちゃった。やっぱり本店の方が美味しいねぇ。」って言ってたり。さすが有名店ですね。お客さんが喜んでくれるのは最高ですね。元葛西人としては、ちょっと誇らしいです。
お持ち帰り(通販?)もあるみたいですよ。
ザ・東京ラーメンを提供し続ける「ちばき屋」。ラーメンの原点であり、最終形態なのかなと思いました。
スープ ☆☆☆☆
麺 ☆☆☆
具材 ☆☆☆
バランス ☆☆☆☆☆