日本で最も秘境にある行列のできるラーメン屋というニッチなジャンルに長年君臨しているラーメン店。それが「ラーメン八平」です。
「アリランラーメン」というガラパゴス的独自進化を遂げた一品のために、人々は山道を走り、数時間並びます。
最近は近くに圏央道の市原鶴舞インターができたので、秘境感が薄まって行きやすくなりました。
ナビを頼りに山道を登っていくと、突然小さな駐車場の看板が。
時間は12:30です。まさにコアタイム。目一杯並んでいます。…とは言うものの、屋根のある行列スペースに数十人分の椅子が用意されています。流石秘境のラーメン屋。
行列スペースは、大まかに3ステージからなっていて、行列に並ぶ前に最後尾の人を確認するのが暗黙ルールです。確認後、その後の席に座ります。
最前列の何組かが入店したら、一斉に前に詰めます。
ファーストステージの最後に、餃子を焼いている人がいます。
- インスタントコーヒー ¥100
- ウーロンハイ ¥400
- 焼餃子 ¥400
まだまだかかりそうなので餃子を買ってみました。
アリランラーメンの具材がそのまま入ったような、ニンニクとニラ多めの餃子です。匂いを気にしないのであれば美味しくいただけますが、かなり強烈な匂いですよ。今回2時間待ちコースだったので、結構買っている人がいました。店内持ち込み可能。
さて、行列は進んでセカンドステージに移動です。
ファーストステージとセカンドステージの間にトイレがあります。
セカンドステージには応接スペースがあります。ちなみに八平の行列コーナーには、所々に灰皿が置かれています。これも山奥ならではですね。
もう並ぶことまで含めてアクティビティと化しています。列は進んでサードステージへ。
行列もラストステージです。
ここに来ると人数とメニューを聞かれます。以前は前の人と同じメニューを頼む暗黙ルールがあったようですが、意味不明なので撤廃されたようです。
いきなりメニューを聞かれても戸惑うので、予め店内を覗いて確認しておいた方が良いかもです。
いよいよ店内に突入です。
先にメニューを聞かれているのですが、席についてからも少し待ちます。15分くらいでしょうか。まとめて作っているのでメニューによってばらつきがあると思います。
娘の「ラーメン(中)」が先に着丼。
普通です。おそらく豚骨清湯?可もなく不可もなくなごく普通のラーメンです。房総デフォルトの玉葱入り。さすがにコレのために山道を走って長時間並びません。辛いのが食べられない付き添いの人用ですね。
駐車場到着から2時間。ようやく「アリランラーメン(中)」が着丼。
デフォルトで麺が硬め?僕は好きですが、もしかしたら混雑具合でバラツキがあるのかも知れません。
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スープは先に来た「ラーメン」がベースの房総特有の黒目の醤油味。色は濃いけど味は濃くありません。
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「アリランラーメン」の最大の特徴は具材です。いわゆるスタミナラーメン的な具材が乗っています。
- 豚肉
- ニラ
- ニンニク
- ニンニクの芽
- 玉葱
などの具材を辛めに炒めたものが乗っています。コレが房総特有の醤油ラーメンに乗っかることで、独自の風味を生んでいると思われます。
美味しいか不味いかと言われれば、完全に好みに依ると思いますが、僕は美味しいと思います。ただし、ニンニクとニラたっぷりなのでかなりの匂いがあります。
嫁は、「美味しいが2時間並ぶほどではない。」と言っていましたが、やはりそこまで含めてアクティビティなんだろうと思いますし、それを楽しめない人はここは無理です。八平はそんなラーメン屋です。
麺 ☆☆☆
スープ ☆☆☆☆
待ち時間 ☆
アクティビティ ☆☆☆☆☆