僕のフェイバリットらーめん「はしご」はよく行くのですが、それと同等なフェイバリットらーめんが「博士ラーメン」です。
鎌ヶ谷という場所柄、頻繁に行くことが出来ないのですが、もう20年以上通っています。
なぜ博士?
これは現オーナーの父、先代オーナー「田中静雄」氏が「医学博士」だったことに由来します。
田中静雄氏は「健康」「長生き」を研究テーマとしており、ご自身も93歳まで病気もせず、体重、血圧、コレステロール、骨密度までも青年と変わらぬ健康体だったそうです。
そんな田中博士は、不健康の象徴のような国民食「ラーメン」に注目し、40年以上前から「無かんすい」の麺に、糖尿病抑制の「ギムネマ」、ガン抑制の「キャベツ生青汁」、老化抑制の「黒ごま」等を混ぜた独自の自家製麺を使っています。餃子やタレもこだわりの自家製です。
スープは「豚」、「鶏」、「真鰯」、「鯵」、「本鰹節」、「鯖節」、「昆布」等で取った優しく深みのある出汁です。
ちょっと変わっているのが、「タイ料理」のレストランも兼ねている部分。通常のラーメン店メニューとタイ料理メニュー、それとタイ料理とラーメン店のコラボしたような創作料理が混在しています。
店の雰囲気はタイ料理屋さんです。
いつもはタイ料理とのコラボラーメン「トムヤムクンラーメン」とか、ベトナム的な「フォー」とかも食べますし、「味噌ラーメン」や「醤油ラーメン」みたいな通常のラーメン店メニューも食べます。
今回はこれ!
なんだ「LS」ってw
- Lunga vita = 長寿
- Salute = 健康
っていう意味みたいです。なんかイタリア語らしいですけど。やたら材料が書いてあるし、寿命が伸びるらしいのでこれにします。
博士ラーメンは、老若男女のお客さんがやって来ます。カップルや家族連れ、グループ客にも対応出来る設備が整っています。お子様ラーメンや子供椅子もあります。
まず「餃子(嫁は毎回頼む)」が来ましたけど写真撮り忘れました(爆
僕がラーメンの他に頼んだ「レタスチャーハン」
これは中華的なチャーハンと違い、東南アジア的な味付けになっています。ナシゴレンみたいな。
以前は「シンガポールチャーハン」という名前でしたが「エスニックチャーハン」という辛味を増したヴァージョンに変わった時期がありました。辛くしたら美味しくないので僕は「辛味抜き」で頼んでいました。やはり皆さんから不評だったのでしょうか?また辛くなくなりました。
シンガポールチャーハン時代は、エビとレタスが入っていましたが、「エビチャーハン」と「レタスチャーハン」とに別れています。チャーハンの味付けが好きなので別にエビはどうでもいいです。なので安価なレタスチャーハンにしました。
嫁はいつも「グリーンカレーラーメン/a>」です。
グリーンカレーの辛味は結構なもののはずですが、ココナッツミルクでまったりと中和されています。茄子やパパイヤなどグリーンカレーの具材がたっぷり入っていて美味しいです。
「博士ラーメンLS」が来ました。
・・・って。ちょっと待て~い!
チャーシュー乗せ忘れとるやないか~いw←髭男爵風
(このあと指摘したらやたら分厚いチャーシューを持ってきてくれました。)
気を取り直して実食です。
まずスープ。ベースになっているのは、いつもの博士スープですね。そこにマグロ出汁です。醤油ダレでしょうか?ちょっと味噌も入っているのかな?様々な食材が入っているのにバランスが保たれている状態です。実に美味しいです。ラーメンに必須の油はエクストラバージンのオリーブ油を使っており、後味あっさり爽やかです。
そして麺。これもいつもの博士麺。
もちもち食感の太麺です。麺に色々な食材を練り込んであり、無かんすい卵つなぎで麺自体が美味しいという自家製麺。
具材のチャーシューは、他のラーメンのチャーシューと同じ「ホロホロのロースチャーシュー」です。メンマは固すぎず柔らかすぎない感じ。トマトの酸味がいいアクセントです。かまぼこは「別館(閉店)」の在庫ですかねw
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博士ラーメンの数ある異色ラーメンの中で、この「博士ラーメンLS」は「博士ラーメンのハイスタンダード」なのかなと思いました。創業40年を過ぎて、今までの全てを結集させた、博士ラーメンのテーマである健康と長寿の為の「普通のラーメン」の形を表現した一杯。そう感じました。
帰りがけにちょっとトイレに…。
公衆トイレでよく見かけるやつかと思った…。
劇場型ラーメン店かといえば、それほどでもないし、ストイックな求道者かといえばそうでもなさそうだし。色々と突っ込みどころが盛りだくさんですが、とっても美味しい鎌ヶ谷の老舗ラーメン店「博士ラーメン」に、僕は今後も通うことでしょう。
スープ ☆☆☆☆
麺 ☆☆☆☆
メニュー ☆☆☆☆
場所 ☆☆